冬のコンクリート打設について:当社がお勧めしない理由と方針
冬になると、外構工事で特に注意が必要なのがコンクリートの打設です。
気温が低い時期は、コンクリートに“しみ(色ムラ)”や表面の荒れが発生しやすく、
見た目に影響が出てしまうことがあります。
このため、当社では基本的に冬季のコンクリート打設は避ける方針をとっています。
なぜ冬のコンクリート打設をお勧めしないのか?
1. 色ムラ・しみが出やすい
低温で固まるスピードが遅くなるため、
表面に白いしみやまだら模様が出やすくなります。
これは施工不良ではなく「冬特有の現象」ですが、
どうしても見た目に影響が出てしまいます。
2. 凍結による品質低下のリスク
朝晩の冷え込みで、コンクリート内部の水分が凍ると膨らみ、
表面がポロポロする・仕上がりが荒れるなどの“凍害”が起こる場合があります。
3. 施工管理が難しく、仕上がりが安定しづらい
温度管理・養生(シートや保温材での保護)をしっかり行う必要がありますが、
それでも気象条件に左右され、夏や秋に比べて完成度が不安定になりやすいのが冬です。
ご希望があれば冬季でも施工は可能ですが…
当社では、お客様のご事情(お引越し時期・工期の都合など)を第一に考えています。
そのため、
ご意向がある場合は、冬季でもコンクリート打設は可能です。
ただし、その際には下記の点をご理解いただいております。
冬季施工では仕上がり保証ができません
冬は自然条件が厳しく、
・色ムラ
・しみ
・表面の荒れ
・細かなひび割れ
などが、どれだけ対策をしても完全に防げない場合があります。
そのため、見た目の仕上がりに関する保証はできないことを事前にご説明しています。
もちろん、
当社の基本方針
✔ 冬季のコンクリート打設は可能な限り避ける
(お客様にとってベストな品質が出にくいため)
✔ お客様のご事情があれば冬季施工も対応
✔ ただし見た目の仕上がり保証は不可
✔ 冬の打設を避ける場合、砕石などで駐車するスペースは確保する
まとめ
コンクリートは気温にとても敏感な材料で、
冬季の仕上がりにはどうしてもリスクがつきまといます。
お客様には正直にその点をお伝えし、
ベストな仕上がりを目指せる季節をご提案することが、
当社の責任と考えています。